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2022年7月14日 日本経済新聞 記事「全国旅行支援」を延期、国交相表明 県民割は継続

2022.07.16

斉藤鉄夫国土交通相は14日、7月前半の開始をめざしていた観光需要喚起策「全国旅行支援」の実施を延期すると表明した。新型コロナウイルス感染者数の急増を受けて、状況が改善するまで見合わせる。県内旅行などを対象にした「県民割」は8月31日まで延長する。

全国の感染者数は13日に5カ月ぶりに9万人を超えるなど足元で再び急拡大している。斉藤氏は記者団に「現在の状況は全国旅行支援を実施する状況にはないと判断した」と語った。今夏の感染状況を見極めて実施時期を探る。秋以降にずれこむ可能性がある。

全国旅行支援は県民割を全国に拡大して、コロナ禍で苦境が続く観光業界を下支えする狙いがあった。旅行者が鉄道やバスなどの公共機関を使った場合、クーポン券を含めて1万1000円を上限に旅行代金を補助する。当初は7月前半に始め、お盆休みを除いて8月末まで続ける想定だった。

継続する県民割は県内や近隣県などの旅行が対象で、1人1泊あたり最大7000円分を国が自治体に補助する。実際の割引額は都道府県によって異なる。国の補助は7月14日宿泊分までで終了する予定だった。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1391C0T10C22A7000000/

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